中学英語文法の名詞の用法と冠詞の使い分けを例文で解説しています。ここで扱う名詞と冠詞は英検3級レベルで、名詞の複数形や物質名詞の数え方、不定冠詞aとan、定冠詞theの使い分けなどです。
練習問題は → 名詞と冠詞の問題演習へ。名詞の発展学習は、高校英文法の「名詞」を、冠詞の発展学習は、高校英文法の「冠詞」を参照してください。
可算名詞は数えられる名詞で、「普通名詞」と「集合名詞」があります。
●「普通名詞」:pen, apple, desk, boy … 単数形にはa/anがつきます
●「集合名詞」:同じ種類の人やものの集合体です→ family, class, people, police など
不加算名詞は数えられない名詞で、複数形がなく, a/anもつきません。「固有名詞」「物質名詞」「抽象名詞」があります。
●「固有名詞」:人名・地名など、ただ1つしかないものです→ Jane, January, America, Sunday など
●「物質名詞」:一定の形をもたない物質や材料などです→ water, air, money, paper, wood など。
※ 物質名詞の量を表す場合、「容器・形・単位+of+物質名詞」という形で表現します。
a cup of tea (一杯のお茶), a piece of chalk (一本のチョーク), a pond of butter (バター1ポンド)
※ 複数にするときは単位を表す語を複数形にします。
two glasses of water (1杯の水), three sheets of paper (3枚の紙) など
●「抽象名詞」:性質・状態などを表し、形がありません→ love(愛), peace(平和), beauty(美しさ) など
普通名詞(数えられる名詞)が2つ以上の場合、基本的に複数形にします。
①規則変化は語尾に-s をつけます。
book→books, pencil→pencils など
②s, ss, sh, ch, o, x, で終わる語などには、-es をつけます。
dish →dishes, class →classes, box →boxes など
③「子音字+y」で終わる語のときは、yをiにかえて-esをつけます。
country →countries, city →cities など
④-f, -fe で終わる語には、f,feをvに変えて-esにします。
leaf →leaves, knife →knives など
⑤不規則変化はそれぞれ異なります。単数・複数共に同じものもあります。
child→ children, man → men, woman → women, foot (足)→ feet, tooth (歯)→ teeth, mouse (ねずみ)→ mice, Japanese (日本人)→ Japanese, sheep (羊)→ sheep, deer (鹿)→ deer, carp (鯉)→ carp
など
● a, an:
→ 主に数えられる名詞の単数形の前につき、名詞の前に形容詞がくるとa [an]+形容詞+名詞 の語順となります。 anは母音(アイウエオ)で始まる発音の語の前につけます。
a pen, an orange, a young man, an easy book など
●the:
→ 前に述べた名詞や、話の前後から何をさすか明確なもの、または1つしかないもの、前に序数や最上級がついた名詞、演奏する楽器の前などにつけます。
the earth (地球), the second week (第2週), the oldest man (一番年老いた男性), play the guitar (ギターを演奏する) など
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