比較級-1 比較級-2
[93本-問8]
(1) Heavy industry is moving in the direction of more automated machines and ( ) manpower.
1.bigger 2.few 3.less 4.many
●解説
まずは前半に、「重工業は機械の自動化がさらに進んでいる」とありますから、「人力は~」という後半部分の意味を考えます。~の部分に入る言葉は「より少なく」となるはずです。
この段階で「少ない」という意味の、2.few (数が少ない) 3.less (~より量が少ない) に絞られます。さらに、①前半には more という比較級を使っている ②manpower は不加算名詞(数えられない名詞)だという事を考えると、正解は不加算名詞につく形容詞 little の比較級である、3.lessとなります。
more ⇔ less の反意語を知っていると、より確実に正解を導けます。
日本語訳「重工業は機械の自動化がさらに進み、人手がますます少なくなる方向へと動いている。」
[94本-問16]
(2) Tom is ( ) a hard-working student than a mathematical genius; he always gets high scores in math without studying very hard.
1.less 2.more 3.not 4.rather
●解説
後半に、「あまり勉強せずに高得点を取る」とあることから、前半は、「努力家というより天才だ」という意味になることが推測できます。
than があるので、1.2.4.が候補。more A than B, rather A than B「BというよりむしろA」, less A than B「BよりAでない=AというよりむしろB」から文意にあった比較表現を選びます。
よって正解は、1.lessです。
日本語訳「トムは努力家というよりむしろ数学の天才だ。彼はあまり勉強せずにいつも数学で高得点を取る。」
[97本-問8]
(3) You ought to ( ) than to go to such a dangerous place.
1.have better
2.know better
3.make better
4.turn better
●解説
大学受験生ならば、know better than ~ (~するほど馬鹿ではない)というイディオムがすぐに脳裏を横切らないといけません。
よって正解は、2.know betterです。
日本語訳「そのような危険な場所に行くような馬鹿なことはすべきでない。」
[06本-問3]
(4) Solving the problem was more difficult than ( ).
1.we had thought
2.our thinking
3.our thoughts
4.we did
●解説
比較級~+than we had thought「私たちが思った以上に~」という表現です。他に、than we had expected や、than we thought (expected) と過去形にする場合もあります。
2.3.ですが、Solving the problemと、than以下の比較する対象が同型でないので不可です。→The climate of London is milder than that of Tokyo.
4.we didも2.3.と同じ理由で不可。よって正解は、1.we had thoughtです。
日本語訳:「その問題を解決することは、思っていた以上に難しかった。」
[93本-問12]
(5) You are ( ) to gain weight in summer than in winter because you tend to lose your appetite when it is hot.
1.less likely
2.less unlikely
3.very likely
4.very unlikely
●解説
後半に、「暑いと食欲が無くなりがちなので」とあり、前半は、「冬より夏に体重が増える~」とあります。 食欲が無いと体重は減るはずなので、( )には否定の語句が入ることが推測できます。
そして、thanがあることから、否定の比較級lessを用います。2.less unlikelyは二重否定(強い肯定)なので、正解は、1.less likelyとなります。
日本語訳:「暑いときは食欲を無くしがちなので、冬より夏に体重が増える可能性は低い。」
[15本-問1]
(6) Did you make your grandfather angry again? You should ( ) that.
1.know better than
2.know less than
3.make do with
4.make up with
●解説
1.know better than「~するほどばかではない、~するより分別がある」, 2.know less than「~よりもわからない」, 3.make do with「~で間に合わせる、済ます」, 4.make up with「~と仲直りする」
「祖父を怒らせたの?」「そんなことを~」という会話の流れから、上記の中で適切なものは、1.know better thanとなります。
日本語訳:「またおじいさんを怒らせたの?そんなことをしないような分別があるべきです」
※比較級を用いた表現は、高校英文法の比較級の表現を参照してください。
比較級-1 比較級-2
※上記の英文法問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[93本-問8]というのは、1993年本試験の第2問の問8です。