強調構文のテーマ一覧
強調構文は文法項目だけでなく、長文読解でも必ず押さえておかなければならない重要項目です。特にIt is ~ that の強調構文は、下線部和訳や並び替え等の出題形式が多く存在します。
It is ~ that で挟まれた部分に強調したい語句を入れると、その語句が強調されます。英文のいろいろな部分を強調することができます。
その文が現在形ならば、It is ~that、 過去形ならば、 It was ~that とします。
例文) She met Tom here yesterday.
● It was she that met Tom here yesterday. she を強調。
(昨日ここでトムに会ったのは、なんと彼女だった。)
● It was Tom that she met here yesterday. Tom を強調。
(彼女が昨日ここで会ったのは、何を隠そうトムだった。)
● It was here that she met Tom yesterday. here を強調。
(彼女が昨日トムに会ったのは、まさにここだった。)
① ~の中の名詞が人の時、that の代わりに who / whom を用いてもOKです。
② ~の中の名詞が物の時、that の代わりに which を用いてもOKです。
● It is your brother who is to blame.
(悪いのは、君の兄弟だ。)
● It was my bicycle which you used.
(あなたが使ったのは、私の自転車だった。)
③ 疑問詞を強調したいときは、直後に疑問形 (was it that など) を置きます。
● Who was it that used my car? (私の車を使ったのは一体誰なの?)
④ 節を強調することもできます。
● It was not until I was eight that I started to play catch.
(8歳になってはじめてキャッチボールをし始めた。)
⇒ I didn't start to play catch until I was eight.
(8歳になるまで、キャッチボールはしなかった。)
● It was Mary that won the first prize. 【強調構文】
⇒ Mary won the first prize.
(It was ~ that を取っても、「完全な文」になります。)
● It is important that we get along with each other. 【形式主語構文】
⇒ important we get along with each other.
(It is ~ that を取ったら、「不完全な文」になります。)