接続詞(1)-まとめと解説


このページでは、that, when, if, because, as, though などの従位接続詞のほか、等位接続詞を用いた、both A and B, either A or B, neither A nor Bの用法、命令文+and~と命令文+or~ の違い、not only A but also B, not A but B など、英検3級の英文法にも対応した内容となっています。

なお、発展内容の接続詞は、高校英文法の接続詞を参照してください。

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等位接続詞

接続詞は、等位接続詞と従位接続詞の2種類あります。

等位接続詞とは、語と語,句と句,文と文などを対等の関係で結びつける接続詞です。and(そして), but(しかし), or(または), so(だから~)などがあります。
 例)A and B のAとBは対等の関係(等位)にあります。


命令文… , and~ / 命令文… , or~

◎命令文… , and~ 「…しなさい、そうすれば~。」

Try hard, and you will win the race.
 (一生懸命しなさい、そうすればレースに勝てますよ。)
 ≒ If you try hard, you will win the race.


◎命令文… , or~ 「…しなさい、そうしなければ~。」

Hurry up, or you will be late for school.
 (急ぎなさい、そうしなければ学校に遅れますよ。)
 ≒ If you don't hurry up, you will be late for school.



等位接続詞を使った英熟語

◎both A and B 「AもBも両方とも」

Both you and I are classmates.
 (君と僕はクラスメートだ。) ※Both A and Bが主語のとき、動詞は複数扱いです。


◎either A or B 「AかBのどちらか」

Either Tom or I have to go there.
 (トムと僕のどちらかがそこへ行かねばならない。) ※ Either A or Bが主語のとき、動詞はBに合わせます


◎neither A nor B 「AもBも~ない」

Neither you nor Jim has to go there.
 (君とジムのどちらもそこへ行かなくてよい。) ※ Neither A nor Bが主語のとき、動詞はBに合わせます


◎not only A but (also)B 「AだけでなくBも」

Not only you but also I am able to ride a bicycle.
 (君だけでなく、私も自転車に乗ることができる。) ※ Not only A but (also)Bが主語のとき、動詞はBに合わせます。 also は省略可。


◎not A but B 「AでなくてB」

● Mary is not a parent but a teacher.
 (メアリーは親ではなく先生です。)


◎between A and B 「AとBの間」

● I sat between Father and Mother.
 (私は父と母の間に座った。)



従位接続詞

-重要な従位接続詞-

・that S+V (SはVであること)
・when S+V (SがVである時)
・if S+V (もしSがVであれば:副詞節), (SがVであるかどうか:名詞節)
・because S+V (SがVであるので), = S+V so ~ (SはVだ、だから~)
・as S+V (SがVであるので、SがVである時、SがVするにつれて)
・though S+V (SがVであるが)
・till [until] S+V (SがV~するまで)
・before / after S+V (SがVする前/後に)
・while S+V (SがVする間に)


従位接続詞とは、2つの文または節を、主(メイン)と従(サブ)の関係で結びつける接続詞です。

例)S+V that S+V: 前にあるS+Vを主節。後ろにある that S+Vは従属節で、主従関係にあります。
例)When S+V, S+V: 後ろにあるS+Vは主節。前にある When S+Vは従属節で、これも主従関係にあります。鎌倉時代の将軍と御家人の関係と同じですね。(^○^)

● I think that she is a doctor.
 (私は彼女が医者であると思います。)

When I went out, my friend visited my house.
 (私が外出していた時、友人が家に来た。)



注意すべき従位接続詞

従位接続詞には、名詞節を導くものと、副詞節を導くものがあります。文の主語や目的語になるものを名詞節といい、 that S+V~ 「~ということ」が代表的なものです。一方、副詞節は「時」「条件」「理由・原因」などを表し、主節の動詞を修飾します。

★ 副詞節:「時・条件」を表す「副詞節」の中では、「単純未来(~だろう)」を「現在時制」で表します。

・when~「~のとき」〔時〕, if~「もし~なら」〔条件〕, as soon as~「~するとすぐに」〔時〕, till / until 「~するまで」〔条件〕などといった「従位接続詞」の直後は、単純未来を表すならば「現在時制」です。

If it is fine tomorrow, I will go out.
 (もし明日晴れならば、私は外出します。)

● I will wait for her, until she comes back.
 (彼女が戻るまで待つつもりです。)



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