接続詞(2)-まとめと解説


このページで扱う中学英語文法の接続詞は、従位接続詞、接続詞that の用法、as soon as ~ , so~that…, so~that S (can't)・・・とtoo~ to…の書き換え、名詞節と副詞節、時制の一致などで、英検3級にも対応した内容となっています。

なお、発展内容の接続詞は、高校英文法の接続詞を参照してください。

練習問題は → 接続詞の問題演習(2)へ。



さまざまな従位接続詞


「時」を表す従位接続詞

before~ 「~する前に」, after~ 「~したあとで」, since~ 「~から,以来」 till〔until〕~ 「~まで」, while~ 「~する間(に)」, as~ 「~のとき = when」 など


Before he ate lunch, he cleaned his room. [Before+S+V~, S+V~]
 (〔従属節〕彼は昼食を食べる前に、〔主節〕部屋を掃除しました。)

● I have lived here since I was a child. [S+V~ since S+V~]
 (〔従属節〕私は子どもの時から、〔主節〕ずっとここに住んでいます。)

※before, after, since, tillは接続詞だけでなく、前置詞としても用いられます。

● I will study math after dinner. [after+名詞]
 (私は夕食後、数学を勉強するつもりです。)



「譲歩」を表す従位接続詞

though〔although〕~ 「~だけれども,~だが」 ※ butを用いて書きかえることができます。→ 位置に注意!

Though he is poor, he is happy. [Though+S+V~, S+V~]
 (〔従属節〕彼は貧しいけれども、〔主節〕彼は幸せです。)
 ≒ He is poor, but he is happy.
 (彼は貧しいけれども、幸せです。)※but は等位接続詞です。


従位接続詞as

asには、「~のとき≒ when」のほか、「~なので≒ because」,「~のように」,「~しながら」,「~するにつれて」などの意味があります。

● I will do as you did.
 (〔従属節〕あなたがしたように、〔主節〕私はやります。)



連語の従位接続詞

as soon as ~ 「~するとすぐに」, so~that…「とても~なので…」, so~that S (can't)・・・ → too~ to…を使って書きかえられます。 as~as S can… 「できるだけ~」 → as~as possibleを用いて書きかえられます。

● Come here as early as you can.
 ≒ Come here as early as possible.
 (〔従属節〕できるだけ早く、〔主節〕ここへ来なさい。)


従位接続詞 that

接続詞thatは, that S+V~ の形で 「~ということを」の意味を表します。

● I think (that) it will be rainy tomorrow. [S+V that S+V~]
 (〔従属節(名詞節)〕明日雨だろうと、〔主節〕 私は思います。)※thatは省略できます。



副詞節と名詞節

副詞節とは文全体や動詞を修飾する、接続詞+S+Vを含むひとまとまりのものをさします。

● I will go there if it is fine tomorrow. 副詞節(動詞を修飾する)
 (〔従属節(副詞節)〕明日晴れなら、〔主節〕私はそこへ行きます。) ※副詞節内で単純未来を表すものは現在時制です。

名詞節とは主語(S)補語(C)目的語(O)になる、接続詞+S+Vを含むひとまとまりのものをさします。

● I know that he will come back soon. 名詞節(動詞の目的語になる)
 (〔従属節(名詞節)〕彼がまもなく戻ってくることを、〔主節〕私は知っています。) ※名詞節内では未来は未来時制です。


時制の一致

主節の動詞が過去形になると、従属節の動詞や助動詞も過去形になります。これが時制の一致です。

● I think that my mother is in the kitchen.
→ I thought that my mother was in the kitchen.


be動詞+形容詞+that~

thatに導かれる節が、be動詞+形容詞のあとに続くことがあります。

● I am sorry ( that ) I can’t go there.
  (〔従属節〕そこへ行けないので、〔主節〕私は残念です。)

※that は省略できます。



理解度チェック → 接続詞の問題演習(2)へ。

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