[06本-問8]
(1) A good teacher allows students ( ) some things for themselves.
1.discover 2.discovered 3.to discover 4.discovering
●解説
使役動詞allowは、allow+O+to do~で、「Oに~することを許す」「Oに~させてやる」と和訳します。
Oとto do~は能動関係のときに用いられ、受動関係のときには、to do~は過去分詞(done)となります。
よって本問の場合、studentsとdiscoverは能動関係なので、正解は、3.to discoverです。
日本語訳:「良い教師は、生徒たちに自分だけの力で物事を見つけさせるものだ。」
[12本-問8]
(2) You should not let your personal emotions ( ) in the way of making that important decision.
1.stand
2.standing
3.to be stood
4.to stand
●解説
使役動詞letは、let+O+C(原形不定詞)~で、「Oに~することを許す」「Oに~させてやる」と和訳できます。
O+原形不定詞~は、OとCが能動関係のときに、O+過去分詞~は、受動関係のときに用いられます。
この問題では、emotionsとstand in the way~ は「感情が邪魔をする」と和訳され、能動関係なので、正解は、1.standとなります。
日本語訳:「個人的な感情が、重要な決定を下すことの邪魔になるようにすべきではない。」
[14本-問4]
(3) My wife wanted to have our son ( ) dinner for us, but I ordered a pizza instead.
1.cook 2.cooked 3.cooks 4.to cook
●解説
使役動詞haveは、have+O+C(原形不定詞)~で、「Oに~してもらう」「Oに~させる」。son(O)と cook(C)は能動関係なので、cook(C)はこの選択肢の中では原形不定詞になります。
2.cookedのように、have+O+過去分詞~となる場合は、OとCが受動関係=「息子が料理される」ことになります。
日本語訳:「妻は息子に夕食を作ってもらいたかったが、私は代わりにピザを注文した。」
[15本-問2]
(4) Scott went to the police station because he ( ).
1.caused his computer stolen
2.got stolen his computer
3.had his computer stolen
4.was stolen his computer
●解説
使役動詞haveは、have+O+C(過去分詞)~で、「Oを~される」。computer(O)と steal(C)は受動関係なので、stolen(C)と過去分詞になります。
1.caused his computer stolen →cause+O+to do~で、「Oに~させる(原因となる)」。OとCが受動関係の場合は通常、have+O+Cを用います。2.got stolen his computerは、gotをwasに置き換えてみると、heが主語なので、不自然な英文となり不可。4.was stolen his computerも同様の理由=「彼が盗まれた」となるので不可です。
よって正解は、3.had his computer stolenです。
日本語訳:「スコットは、コンピューターを盗まれたので、警察署に行った。」
[17本-問8]
(5) He ( A ) his umbrella ( B ) in the door by accident when he boarded the rush hour train.
1.A:got B:caught
2.A:got B:to catch
3.A:made B:caught
4.A:made B:to catch
●解説
使役動詞makeは、強制的・意図的である場合に用います。getはhaveと同じような意味で、get+O+to do~(能動関係)で、「Oを~させる」。get+O+過去分詞~(受動関係)で、「Oを~される」。この文では、umbrella「傘」がドアに挟まれるので、get+O+過去分詞が適しています。
よって正解は、1.A:got B:caughtです。
日本語訳:「ラッシュ時の列車に乗るとき、彼は誤ってドアに傘を挟まれた。」
※be caught in the door「ドアに挟まれる」
[90追-問10]
(6) The poor old woman ( ) again.
1.got robbed her bag
2.had her bag stolen
3.let her bag to be robbed
4.was stolen her bag
●解説
選択肢から、「彼女のカバンが盗まれた」という意味になるように選びます。使役動詞は、getかhaveを用いて、使役動詞+O+過去分詞~(受動関係)で、「Oを~される」。
よって正解は、2.had her bag stolenです。"let"は許可(~させてやる)を表すので不可。4.was stolen~ だと、「老婦人が盗まれる…」という意味になってしまいます。
日本語訳:「その貧しい老婦人は、再びカバンを盗まれた。」
[94追-問1]
(7) “Have you sent the manager's letter?” “No, not yet. I must have it ( ) first.”
1.be signed
2.his signature
3.sign
4.signed
●解説
前文で、「手紙はもう出したのか?」と聞かれています。さらに、選択肢に"sign"があることから、後文の"it"が"letter"であり、"have"が使役動詞であると推測できます。「手紙がサインされる」という受動関係から、have+O+過去分詞~の形を選択します。
したがって正解は、4.signedとなります。
日本語訳:「もう支配人の手紙を送ったの?」「いいえまだです。まずはそれにサインしてもらわなきゃ。」
※使役動詞の用法の確認は、高校英文法の分詞の叙述用法「使役動詞」をチェックしてください。
※上記の問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[06本-問8]というのは、2006年本試験の第2問の問8です。