[93本-問13]
(1) ( ) children the way she does, Sue should become a teacher.
1.Like 2.Liked 3.Liking 4.To like
●解説
the way she does「彼女がするように→あれほど」という、現状を述べる部分があります。これにより、「あれほど子どもが好きなので~」という意味が導かれます。
まずおかしいのは、動詞の原形の1.Like。主語も接続詞もないので構文として成り立ちません。前置詞の like「~のような」であっても意味が成り立ちません。4.To like は不定詞で、(目的)「~のために」や、(条件)「もし~すれば」を表します。仮定法だとしても、前半部分の「あれほど好きだ」と、Sue should become a teacher と意味の整合性がとれません。
残りは、2.Liked と 3.Liking になります。分詞構文であり主語のSueと能動関係であることを考えると、正解は、3.Likingとなります。
日本語訳:「あれほど子どもが好きなので、スーは教師になるべきだ。」
[05本-問7]
(2) English tea, drunk all over the world, ( ) made from the same plant as Japanese tea.
1.and 2.has 3.which 4.is
●解説
, drunk all over the world, の部分が分詞構文になっています。関係詞を補ってみると , which is drunk all over the world, 「それは世界中で飲まれているが、」で、この部分が挿入節になっていることから、コンマとコンマの前後がつながっていると考えます。
つまり、English tea ( ) made from the same plant as Japanese tea. が完全な文になるように ( ) に当てはまる語句を考えます。
すると正解は、4.isとなります。
日本語訳:「イングリッシュティーは世界中で飲まれているが、日本のお茶と同じような植物から作られている。」
(注)S+V関係を問う問題なのですが、分詞構文を理解していることが前提ですので、この問題を分詞構文のテーマに編入しました。
[15本-問6]
(3) I always walk my dog along the beach, ( ) the sea view.
1.being enjoyed
2.enjoy
3.enjoying
4.with enjoying
●解説
「~した、そして~した/~しながら」という意味の「付帯状況」を表す分詞構文です。, ~ing で表現します。
1.being enjoyedは、主語のIと受動関係になっているので不可。2.enjoyは動詞単体なので不可。接続詞andが必要です。4.with enjoyingは、with+O+Cで、「OがCの状態で」と付帯状況を表すことができますが、with+O+Cの形になっていないので不可。また、without ~ingで、「~せずに」という用法はありますが、with ~ingで、「~しながら」という用法はありません。
よって正解は、3.enjoyingとなります。
日本語訳:「海の景色を楽しみながら、私はいつも海岸沿いに犬の散歩をしている。」
[17本-問5]
(4) ( ) as the leading actor in the film, Ramesh soon became a star.
1.Choosing
2.Having been chosen
3.Having chosen
4.To choose
●解説
分詞構文の問題です。選択肢の中に、Rameshに相当する主語が省略されています。そして、Rameshとchooseが能動関係が受動関係かを考えると、( ) as the leading actor とあるので、「主役として選ばれた」と、受動関係であることがわかります。
よってbe動詞+過去分詞の形になっている、2.Having been chosenが正解です。※受動態の分詞構文は多くの場合、Having been やbeingを省略し、過去分詞で始めますが、このように残す場合もあります。
日本語訳:「その映画の主役に選ばれたので、すぐにラメシュはスターになった。」
※準動詞(分詞構文)の復習は、高校英文法の分詞構文の作り方を参照してください。
※上記の問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[93本-問13]というのは、1993年本試験の第2問の問13です。