形容詞の語法問題_大学入試センター試験


形容詞の語法問題


次の文の(  )内に、適する語を選びましょう。

(1) Sarah is always able to answer the teacher's questions. She is such a (  ) girl.

1.dependent 2.lazy 3.shy 4.smart


●解説

前半に、「サラはいつも先生の質問に答えられる。」とあるので、(  )には、「賢い、利口な」という意味が入ると推測できます。

1.dependent「依存している、頼っている」 2.lazy「怠け者の、怠惰な」 3.shy「恥ずかしがり屋の、内向的な」 4.smart「賢い、利口な」

よって正解は、4.smartです。

日本語訳「サラはいつも先生の質問に答えられる。彼女はとても利口な少女だ。」



(2) Our PE teacher, a (  ) professional basketball player, is coaching the school team.

1.previous 2.late 3.once 4.former


●解説

「体育の先生は、元プロバスケット選手なのだが、…」という意味ではないかと想像できます。したがって、(  )には「元~、前の~」という形容詞が入ります。

これは冠詞の使い方で形容詞を選ぶ問題です。2.lateを使うと、「亡くなったプロバスケット選手」という意味になり、体育の先生はゾンビになってしまいます。使用するなら、the late~ です。

次に、3.onceですが、「かつてのプロバスケット選手」という意味で使うなら、once a professional basketball player という語順です。

そして、1.previousと4.formerですが、1.previousは「以前の、すぐ前の」という意味で、4.formerは「昔の、元~」という意味です。市長や議長など、歴代のある役職などで「前職」という場合は、the previous~, 順序がなく、単に「元の」を表す場合は、a former~となります。ところで、センター試験の直前の模試はどのように言われていますか?「センタープレ」ですよね。夏休みに実施する模試は「センタープレ」とは言いません。

よって正解は、4.formerです。

日本語訳「私たちの体育の先生は、元プロバスケット選手なのだが、今は学校でチームのコーチをしている。」



(3) Fortunately, bus services are now back to (  ) after yesterday's strike.

1.common 2.ordinary 3.normal 4.regular


●解説

toは前置詞なので、back to~には名詞が続きます。1.common「共通の、ありふれた:形容詞」, 2.ordinary「普通の、ありふれた:形容詞」, 3.normal「正常、普通:名詞」, 4.regular「定期的な、一定の:形容詞」

よって正解は名詞の、3.normalとなります。

日本語訳「幸いなことに、昨日のストライキ後、バスの運行は今正常に戻っている。」




(4) In spite of the (  ) traffic, I managed to get to the airport in time.

1.heavy 2.light 3.little 4.much


●解説

traffic「交通量」の多い・少ないは、heavy traffic, light traffic で表します。「空港に時間内に到着した」のですから、In spite of the (  ) traffic, は、「交通量が多かったにもかかわらず」となります。

よって正解は、1.heavyです。

日本語訳「交通量が多かったにもかかわらず、どうにか時間内に空港に着いた。」



(5) “Tom has a very (  ) mind.” “Yes, he's always thinking of new things to do.”

1.absent 2.active 3.alive 4.angry


●解説

後者は、「いつも新しくやることを考えている」と言っているので、「トムはとても~な心を持っている」に適した言葉を考えます。

1.absent「不在の、ぼんやりした」 2.active「活動的な、積極的な」 3.alive「生きている、活発な」(叙述用法→補語になる用法) 4.angry「怒っている」

よって正解は、2.activeです。

日本語訳「トムはとても積極的な性格だ。」「そうだね、彼はいつも新しくやることを考えている。」

※3.aliveは叙述用法(補語になる用法)に用いられる形容詞です。形容詞の限定用法と叙述用法の違いは、形容詞の限定用法と叙述用法を参照してください。



(6) Something's wrong with the car! We must have a (  ) tire.

1.broken 2.dead 3.flat 4.weak


●解説

話の流れから、「パンクしている」という意味になることがわかります。

正解は、3.flatです。

日本語訳「車の調子がおかしい!パンクしているに違いない。」



※形容詞の語法は、高校英文法の形容詞_語法を参照してください。

※上記の英文法問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[02本-問09]というのは、2002年本試験の第2問の問9です。

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