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第4文型(S+V+IO+DO)の受動態を、give型とbuy型の動詞に分類して解説しています。高校英文法の受動態では特に、前置詞の使い分けと受動態のつくり方に着目しましょう。
第4文型の文は授与動詞が用いられ、IO(間接目的語)とDO(直接目的語)の二つの目的語があります。大きく分けて、give型動詞とbuy型動詞があります。
◎ give型の動詞:give+IO(人)+DO(物) → give+O(物)+to (人)
ID(人)とDO(物)を入れ替えると、to (人)となり、S+V+O+to (人){M:修飾語}の第3文型となります。
◎ buy型の動詞:buy+IO(人)+DO(物) → give+O(物)+for (人)
ID(人)とDO(物)を入れ替えると、for (人)となり、S+V+O+for (人){M:修飾語}の第3文型となります。
目的語が二つあるということは、どちらかの目的語を受動態の主語にするかによって、二通りの受動態が可能となります。 ただしそれはgive型動詞であって、buy型動詞はIO(人)を主語にすることはできません。
○give型:teach, tell, show, bring, send等
● He gave her a book. [S+V+IO+DO]
IO主語:She was given a book by him. [S+V+O+M]
DO主語:A book was given (to) her by him. [S+V+O+M] ※to her の場合はM
○buy型:make, get, find, choose等
● My father bought me a computer. [S+V+IO+DO]
DO主語:A computer was bought for me by my father. [S+V+(M)for~ +M] ※buy型動詞の場合、for me のように、通例for をつけて修飾語(M)にします。
buy型動詞は、IO(人)を主語にして受動態にすることはできません。