このページでは、第4文型SVOOの受動態と第5文型SVOCの受動態を例文つきで解説しています。対象は、英検3級と中学英語文法の受動態です。
不規則動詞は、不規則動詞一覧テストで復習してください。なお、発展内容の受動態は、高校英文法の受動態を参照してください。
練習問題は → 受動態の問題演習(3)へ。
「人に物を~する」という、第4文型(SVOO)の文には目的語が2つあります。人・物それぞれを主語にして2通りの受動態の文ができることがあります。この2通りの受動態ができる動詞は、give+人+物 → give+物+to 人 のように、人と物を入れ替えると、to+人となる動詞、"give型動詞"です。
①give, teach, show, など
● My uncle gave me this book. (叔父は私にこの本を与えた。)
→ This book was given (to) me by my uncle.
→ I was given this book by my uncle. ※give人+物 「~に…を与える」
● Mr. Ito teaches us math. (伊藤先生は私たちに数学を教えてくれる。)
→ Math is taught (to) us by Mr. Ito.
→ We are taught math by Mr. Ito. ※teach 人+物 「~に…を教える」
※物を主語とした場合、to+人 になる場合が多く見られます。
②make, buy, cook, など
make, buy, cook, などのSVOOをつくる、"buy型動詞"は、人を主語とした受動態は作れません。物を主語として受動態を作った場合には、物+be made (bought) for+人とします。
● My mother made me a nice dress. (母は私に素敵なドレスを作ってくれた。)
→ A nice dress was made for me by my mother.
● Tom bought her beautiful flowers. (トムは彼女に美しい花を買った。)
→ Beautiful flowers were bought for her by Tom.
※物を主語とした場合、忘れずに、for+人にします。
第5文型(SVOC)の文を受動態にする時、目的語を主語にし,補語はそのままの位置に置きます。
● Mary calls her cat Tama. [SVOC]
(メアリーは彼女の猫をタマと呼ぶ。)
→ Her cat is called Tama by Mary.
助動詞を含む文の受動態は、助動詞+be+過去分詞~ とします。
● We can see a small bird over there.
(向こうに小さな鳥を見ることが出来ます。)
→ A small bird can be seen over there.
理解度チェック → 受動態の問題演習(3)へ。
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