不定詞の用法_センター試験


不定詞の問題


次の文の(  )内に、適する語を選びましょう。

(1) This river is dangerous to (  ) in July.

1.being swum 2.swim in 3.swim it 4.swimming


●解説

形容詞(dangerous)を修飾する、不定詞の副詞的用法の問題です。to のあとは動詞の原形なので、1.4.は選択肢から外れます。(  )内には、「この川で泳ぐ」というつながりになるように英単語を当てはめます。

つまり、swim in this river となればよいのです。したがって、前置詞のin (~の中で)が必要となり、答えは、2.swim in となります。

後ろにある、in July の"in" は、July についている時を表す前置詞で、別物です。

日本語訳:「7月にこの川で泳ぐのは危険だ。」同じ意味→It is dangerous to swim in this river in July.



(2) John is only thirteen. He is (  ) to get a driver's license.

1.not old enough
2.not too young
3.too old
4.young enough


●解説

前半部分は、「ジョンはほんの13歳だ。」そして後半部分は、「運転免許を取るには彼は~」と続いています。よって、(  )には「十分な年齢ではない」という意味が入ることが推測できます。

1.not old enough「~するほど十分年をとってはいない」,2.not too young「~するのに若すぎるということはない」,3.too old「~するのに歳をとり過ぎている」,4.young enough「~するのに十分若い」

以上から正解は、1.not old enoughとなります。

日本語訳「ジョンはほんの13歳だ。彼は運転免許をとるほどの年齢ではない。」



(3) “I heard you were invited to the President's party.” “Yes. I was surprised at how easy the President was (  ) .”

1.for talking
2.talking to
3.to talk
4.to talk to


●解説

how easy the President was (  ).は感嘆文であり、the President was very easy (  ).と考えてみましょう。

「大統領は話しかけやすい」という文にすると意味がつながります。つまり、形容詞(easy)を修飾する、不定詞の副詞的用法の問題です。

形式主語Itの文に書き換えると、It was easy to talk to the President. と、自動詞talkには前置詞のtoが必要です。よって、正解は4.to talk toとなります。

日本語訳:「大統領のパーティに招かれたらしいね。」「そうさ。大統領は話しかけやすいので驚いたんだ。」




(4) I am glad (  ) whenever you need me.

1.helping you
2.of helping you
3.to have helped you
4.to help you


●解説

be glad to do~ で、「~してうれしい」という、感情を表す形容詞とともに用いる副詞的用法の不定詞です。3.to have helped you のように、完了形不定詞にすると、主節amよりも一つ古い時制となり、whenever you need me「必要な時はいつでも」という未来時制と整合性が取れなくなります。

したがって正解は、4.to help youとなります。

日本語訳:「あなたが私を必要とする時はいつでも、よろこんでお手伝いします。」




(5) The wind was not (  ) to prevent us from sky-diving.

1.as strong
2.as strong as
3.so strong
4.so strong as


●解説

so~as to…「…するほど~」(≒~enough to…) の否定形です。not so~as to…「…するほど~でない」という形で使います。よって正解は、4.so strong asとなります。

日本語訳:「スカイダイビングを断念するほど風は強くなかった。」※prevent+A+from~ing「Aが~するのを妨げる」



このページで扱う予定の問題は、不定詞の副詞的用法で、①in order to~,so as to~などの目的「~するために」②原因「~して…」③理由・根拠「~するとは」④結果「…してその結果~だった」…only to ~,…never to ~など ⑤条件「もし~すれば」というif 節の代わり⑥程度・結果の不定詞too ~ to …,~ enough to … ⑦独立不定詞⑧be + 形容詞 + to~ ⑨形容詞を修飾する用法 などです。

※このページの不定詞の用法は、高校英文法の副詞的用法(原因/理由/結果)または、程度と結果の不定詞と独立不定詞を参照してください。

※上記の英文法問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。93追-問2というのは、1993年追試験の第2問の問2です。

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