接続詞4択問題_大学入試センター試験


接続詞-1  接続詞-2 接続詞-3 

接続詞の問題


1.次の文の(  )内に、適する語を選択しましょう。

(1) A book is not always a good book just (  ) it is written by a famous writer.

1.because 2.for 3.since 4.though


●解説

前半部分に「本はいつも良い本とは限らない」とあり、(  )以降の後半部分には、「それが有名な作家によって書かれた」とあります。

このことから(  )内には、「~なので、~だからといって」という理由を表す接続詞が入ることが推測されます。よって、4.though「~だが」という譲歩の意味は除外します。

そして、for~は、「というのは~だからだ」と後から理由を付け加える等位接続詞なので×。because, since共に「~なので」と理由を述べ、主節を修飾する従位接続詞ですが、接続詞の前にonly~,just~などを置くことが出来るのは、becauseのみです。よって正解は、1.becauseです。

日本語訳:「ただ有名な作家によって書かれたからといって、必ずしも良い本とは限らない。」


(2) I'll be surprised (  ) an accident. He drives too fast.

1.if Tom doesn't have
2.if Tom has
3.unless Tom doesn't have
4.unless Tom has




●解説

後半部分に「スピードを出しすぎる」とあり、前半部分は、「事故が起こらなければ驚きだ」と続くことが想像できます。

このことから(  )内には、「~でなければ」という意味の語句が入ります。つまり、1.if Tom doesn't have か、3.unless Tom doesn't have という選択肢となります。

そして、if ~notは、「もし~でなければ、~でない限り」という意味で、unlessは「~でない限り」という、条件を表す排除的な用法です。unlessだと、「トムが事故にあわない限り(~という条件で)驚きだ」という意味になり、ここでは不適です。

参考→ Unless it rains, I will go shopping. = If it doesn't rain, I will go shopping. 「雨が降らない限り、買い物へ行くよ。」

日本語訳:「トムが事故にあわなかったら驚きだ。彼はスピードを出しすぎる。」

よって正解は、1.if Tom doesn't have となります。



(3) Cold chicken is delicious (  ) salad.

1.when eaten with
2.when eating with
3.with when eaten
4.with when eating


●解説

時・条件・譲歩などの従属節内では、主節と同じS+beが省略される場合があります。この場合、when (it is)~ というS+beで、これに続く語句を考えます。

「(それが)サラダと一緒に食べられたら~」という受動関係となるので、when (it is) eaten with salad となり、ここは過去分詞があてはまります。

よって正解は、1.when eaten with となります。

日本語訳:「コールドチキンはサラダと一緒に食べるとおいしい。」

※分詞構文で、接続詞のwhenが残ったもの、と考えることもできます。
→ Cold chicken is delicious, (when) eaten with salad.




(4) The laundry won't dry quickly (  ) it's sunny.

1.if 2.whether 3.unless 4.since


●解説

前半は、「洗濯物は速く乾かないでしょう。」で、後半は、「晴れている~」と続きます。前後が意味をなすようにつながる接続詞を考えます。

1.if 「もし晴れなら~」4.since「晴れなので~」→いずれも洗濯物は乾きそうなので×。2.whether「晴れかどうか~」意味がわからないので×。

よって正解は、3.unless「晴れでない限り~」 となります。

日本語訳:「晴れでない限り、洗濯物は素早く乾かないでしょう。」

※従位接続詞の確認は、高校英文法の従位接続詞を参照してください。



(5) You should write down Satsuki's number (  ) you forget it.

1.in case
2.in the case
3.so far as
4.so long as


●解説

前半が「サツキの番号を書き留めるべきだ」で、「あなたがそれを忘れる~」という文が後に続いています。したがって、「~しないように、~の場合に備えて」という接続詞の、1.in caseが正解となります。

in the case of~ で「~の場合には」, 3.so far as~「~の範囲内では」, 4.so long as~「~でさえあれば」

日本語訳:「忘れるといけないので、サツキの番号を書きとめるべきだ。」



(6) My brother loves baseball. He's an enthusiastic, (  ) not a gifted, player.

1.as 2.if 3.or 4.so


●解説

日本語訳:「兄は野球が好きだ。才能は無いにしても、彼は熱心な選手だ。」

従属節の中で、『S+be動詞』が省略されています。if not~で、「~でないにしても」の意味です。以上から、2.ifが正解となります。通常は主節の主語と一致している場合にこの省略が見られますが、慣用的に用いられる場合はこの限りではありません。

→I'll help you, if (it is) necessary.「必要なら助けますよ。」

※従属節のS+beの省略は、高校英文法の従位接続詞を参照してください。



接続詞-1  接続詞-2 接続詞-3 

※上記の英文法問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[93本-問2]というのは、1993年本試験の第2問の問2です。

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