[93本-問2]
(1) A book is not always a good book just ( ) it is written by a famous writer.
1.because 2.for 3.since 4.though
●解説
前半部分に「本はいつも良い本とは限らない」とあり、( )以降の後半部分には、「それが有名な作家によって書かれた」とあります。
このことから( )内には、「~なので、~だからといって」という理由を表す接続詞が入ることが推測されます。よって、4.though「~だが」という譲歩の意味は除外します。
そして、for~は、「というのは~だからだ」と後から理由を付け加える等位接続詞なので×。because, since共に「~なので」と理由を述べ、主節を修飾する従位接続詞ですが、接続詞の前にonly~,just~などを置くことが出来るのは、becauseのみです。よって正解は、1.becauseです。
日本語訳:「ただ有名な作家によって書かれたからといって、必ずしも良い本とは限らない。」
[93本-問14]
(2) I'll be surprised ( ) an accident. He drives too fast.
1.if Tom doesn't have
2.if Tom has
3.unless Tom doesn't have
4.unless Tom has
●解説
後半部分に「スピードを出しすぎる」とあり、前半部分は、「事故が起こらなければ驚きだ」と続くことが想像できます。
このことから( )内には、「~でなければ」という意味の語句が入ります。つまり、1.if Tom doesn't have か、3.unless Tom doesn't have という選択肢となります。
そして、if ~notは、「もし~でなければ、~でない限り」という意味で、unlessは「~でない限り」という、条件を表す排除的な用法です。unlessだと、「トムが事故にあわない限り(~という条件で)驚きだ」という意味になり、ここでは不適です。
参考→ Unless it rains, I will go shopping. = If it doesn't rain, I will go shopping. 「雨が降らない限り、買い物へ行くよ。」
日本語訳:「トムが事故にあわなかったら驚きだ。彼はスピードを出しすぎる。」
よって正解は、1.if Tom doesn't have となります。
[94本-問7]
(3) Cold chicken is delicious ( ) salad.
1.when eaten with
2.when eating with
3.with when eaten
4.with when eating
●解説
時・条件・譲歩などの従属節内では、主節と同じS+beが省略される場合があります。この場合、when (it is)~ というS+beで、これに続く語句を考えます。
「(それが)サラダと一緒に食べられたら~」という受動関係となるので、when (it is) eaten with salad となり、ここは過去分詞があてはまります。
よって正解は、1.when eaten with となります。
日本語訳:「コールドチキンはサラダと一緒に食べるとおいしい。」
※分詞構文で、接続詞のwhenが残ったもの、と考えることもできます。
→ Cold chicken is delicious, (when) eaten with salad.
[04本-問6]
(4) The laundry won't dry quickly ( ) it's sunny.
1.if 2.whether 3.unless 4.since
●解説
前半は、「洗濯物は速く乾かないでしょう。」で、後半は、「晴れている~」と続きます。前後が意味をなすようにつながる接続詞を考えます。
1.if 「もし晴れなら~」4.since「晴れなので~」→いずれも洗濯物は乾きそうなので×。2.whether「晴れかどうか~」意味がわからないので×。
よって正解は、3.unless「晴れでない限り~」 となります。
日本語訳:「晴れでない限り、洗濯物は素早く乾かないでしょう。」
※従位接続詞の確認は、高校英文法の従位接続詞を参照してください。
[07本-問9]
(5) You should write down Satsuki's number ( ) you forget it.
1.in case
2.in the case
3.so far as
4.so long as
●解説
前半が「サツキの番号を書き留めるべきだ」で、「あなたがそれを忘れる~」という文が後に続いています。したがって、「~しないように、~の場合に備えて」という接続詞の、1.in caseが正解となります。
in the case of~ で「~の場合には」, 3.so far as~「~の範囲内では」, 4.so long as~「~でさえあれば」
日本語訳:「忘れるといけないので、サツキの番号を書きとめるべきだ。」
[11本-問10]
(6) My brother loves baseball. He's an enthusiastic, ( ) not a gifted, player.
1.as 2.if 3.or 4.so
●解説
日本語訳:「兄は野球が好きだ。才能は無いにしても、彼は熱心な選手だ。」
従属節の中で、『S+be動詞』が省略されています。if not~で、「~でないにしても」の意味です。以上から、2.ifが正解となります。通常は主節の主語と一致している場合にこの省略が見られますが、慣用的に用いられる場合はこの限りではありません。
→I'll help you, if (it is) necessary.「必要なら助けますよ。」
※従属節のS+beの省略は、高校英文法の従位接続詞を参照してください。
※上記の英文法問題は大学入試センター試験の英文法過去問題を引用しています。[93本-問2]というのは、1993年本試験の第2問の問2です。