助動詞の用法_解説


解説している助動詞は、中学英語文法(英検3級)の範囲で、canとbe able toの書き換え, mustとhave toの用法, had betterとhad better not, must notとdon't have toの違い、should, may, would like toなどです。

練習問題は → 助動詞の問題演習(中学英文法)へ。


◎"助動詞+動詞の原形"

助動詞の基本形は "助動詞+動詞の原形" で、否定文は助動詞の後にnotを置き、疑問文では助動詞を文頭に出します。 書き換え文はこの限りではありませんので、それぞれの使い方を覚えましょう。




can+動詞の原形~

" 可能" の「~できる」 → be able to+動詞の原形~で書き換え

●She can play the piano. ≒ She is able to play the piano.
 (彼女はピアノを弾くことができます。)

●You can notcan't, cannot〕play tennis. ≒ You are not able to play tennis.
 (あなたはテニスをすることができません。)

Can they go there soon? ≒ Are they able to go there soon ?
 (彼らはすぐにそこへ行くことができますか。)
 Yes, they can. No, they cannotcan't〕. / Yes, they are. No, they aren't.
 (はい、できます。いいえ、できません。)

※過去形「~できた」の場合、could~, was〔were〕able to ~で表現します。
※未来形「~できるだろう」の場合、will be able to ~ で表現します。 will can は不可です。
※can~と be able to~の詳しい用法の違いは、高校英文法のcan,couldを参照してください。


may+動詞の原形~

●“許可”の「~してもよい」, ★“推量”の「~かもしれない」

● You may use this pen.
 (あなたはこのペンを使ってもいいですよ。)

May I drive this car ?
 (この車を運転してもいいですか。)
Yes, you may. No, you may not〔must not〕.
(はい、いいですよ。いいえ、いけません。)

※“許可”「~してもよい」の場合、can~ を用いると口語的になります。

★ It may rain tonight.
 (今晩雨かもしれない。)

※may~の詳しい用法は、高校英文法のmay,mightを参照してください。

must+動詞の原形~

●“義務”の「~しなければならない」,★“強い推量”の「~にちがいない」

● You must (※have to) help your mother.
 (あなたは母を手伝わなければいけません。)

★ He must be a doctor.
 (彼は医者にちがいない。)

※“義務”のmustはhave〔has〕toに書きかえることができます。(“推量”は不可) / 疑問文は、Do [Does]+S+have to~? で、Yes, S do [does]. で受け答えします。

※must~とhave to~の違いなど、詳しい用法は、高校英文法のmust, have toを参照してください。



must not~とdon't have to~

must not ~:“禁止”「~してはいけない」, don't have to~:「~する必要がない」

● You must not swim here.
 (あなたはここで泳いではいけません。) ※must not = Don't~.

Must I go there ?
 (私はそこへ行かなければいけませんか。)
 Yes, you must. No, you don't have to.〔No, you need not.〕
 (はい、行かなければいけません。) (いいえ、行く必要はありません。)

※don't (doesn't ) have to~ (~する必要はない) , 過去形:didn't have to~ (~する必要はなかった)


should+動詞の原形~

”義務・当然” 「~すべきである」

● You should clean your room.
 (あなたは部屋を掃除するべきです。)

※should~の詳しい用法は、高校英文法のshouldを参照してください。


would like to+動詞の原形~

「~したい」→ want to~よりも丁寧な表現です。

● I would like to go for a walk.
 (私は散歩に行きたいのですが。)


Would you+動詞の原形~?

「~していただけませんか」→Will you+動詞の原形~?”よりも丁寧な表現です。

Would you open the window ?
 (窓を開けていただけませんか。)


Would you like~?

「~はいかがですか」

Would you like a cup of tea?
 (お茶を一杯いかがですか?)


had better+動詞の原形~

「~したほうがよい」。否定文は,had betterのあとにnotを置き、had better not+動詞の原形~ で、「~しないほうがいい」

● You had better get up earlier.
 (もっと早く起きるほうがいい。)

● You had better not walk around at night.
 (夜歩き回らないほうがいいですよ。)



理解度チェックは → 助動詞の問題演習

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