高校英語の助動詞may,might

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助動詞 may, might

高校英語の助動詞 may は、①(~してもよい) ②(~かもしれない)が2大用法です。ほかに、(~しますように)という「祈願」を覚えておきましょう。

may の用法

  1. 「許可」(~してもよい) ⇔ ~してはいけない [ may not ]「禁止」{頻出}

  2. 「推量」(~かもしれない) ⇔ ~したかもしれない [ may have 過去分詞 ] {頻出}

  3. 「祈願」(~しますように){頻出}

  4. 「譲歩」の副詞節内で ⇒ 複合関係詞

  5. 「慣用句」


◎1.「許可」の may は、(~してもよい)という意味で、受験英語では、can(~してもよい) との書き換えがよく出題されます。→通常口語ではcanを用います。 {頻出}

May I use this pen? [Can I ~ ? よりも丁寧であらたまった言い方です]
 - Yes, you may. Certainly. Of course you can. Why not?
 - No, you may not. [must not]. I'm sorry you can't.

may not は軽い禁止(不許可)、 must not [mustn't] は強い(禁止)と区別しておきましょう。

☆許可の may で、未来・過去・完了を示す場合、be permitted to, be allowed to を用います。

will + may → will be permitted to ~ (~するのを認められるでしょう。)
was permitted to ~ (~するのを認められた。)
have been permitted to ~ (~するのを認められてきた。)


◎2.「推量」の may は、(~かもしれない)という意味で、確信の無い推量を表します。 また、may have 過去分詞 で、(~だった[した]かもしれない)という、過去の事柄に対する推量を表します。{頻出}

● She may know something about it.
(彼女はそれについて何か知っているかもしれない

☆また、may have 過去分詞~ で、(~だったかもしれない)という、過去の推量になります。

● He may have lost his way.
(彼は道に迷ったかもしれない。)


◎3.「祈願」の may は、(~しますように) という意味で、May+S+原形~ ! という形で用います。

May you be very happy! (ご多幸をお祈りします。)



◎4.「譲歩」の may は、複合関係詞の"譲歩の副詞節内"で用います。これは文語表現であり、通常 may は省略されています。 複合関係詞のページの"譲歩の副詞節を導くもの"を参照してください。

Whatever you (may) say, I can't believe you.
(たとえあなたが何を言おうと、私はあなたを信用しない。)


◎5. may を使った「慣用句」には次のようなものがあります。{頻出}

○ may well (~するのももっともだ)
○ may as well (~するほうがよい)
○ might as well A as B (BするくらいならAしたほうがましだ)



might の用法

助動詞 might は、①時制の一致で may が might になる場合 ②仮定法 の二通りがあります。 控えめな表現の might は、過去形ですが現在のことについて述べています。仮定法の用法のひとつと分類することができます。

● He might stay at home now.
 (ひょっとしたら、彼は今在宅中かもしれない。)

※might のほうが、may よりも可能性が低い表現です。



過去の習慣 would, used to →

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