助動詞の一覧
can, could will, would should must, have to may, might would, used to 助動詞+have+過去分詞 need, dare 助動詞の慣用表現 助動詞の練習問題
過去の習慣を表す、高校英語の助動詞 would と used to は、よく出題されます。used to は、中学内容の英文法ではほとんど出題されませんが、高校英文法では頻出ですから、would と used to を区別をする必要があります。
「動作」を表す動詞とともに結びつき、過去の不規則な反復動作に用いられます。そのため、sometimes (ときどき), often (しばしば) といった語句を伴います。{頻出}
● He would often go fishing in the lake.
(彼はその湖によく釣りに行ったものだ。)
used to の読み方は「ユーズド」では無く、「ユースタ/ユーストゥ」 [júːstə] [júːstu]です。「動作」と「状態」を表す動詞とともに結びつき、以下の2つの用法があります。
過去の規則的な習慣 (以前はよく~したものだ){頻出}
現在と対比した過去の状態(昔は~だった){頻出}
◎1.過去の規則的な習慣とは、 (以前はよく~したものだ)という意味で、「現在はそうでない」ことを暗示しています。
● My father used to smoke when young.
(父は若いときタバコを吸っていた。→「現在は吸っていない」ことを暗示)
※否定形は、used not to [use(d)n't to] が用いられます 。発音[júːsnt]
まれに didn't use to や never used to なども見かけます。
※疑問形は、Used my father to smoke ~ ? / Did my father use to smoke ~ ?
◎2.現在と対比した過去の状態とは、(昔は~だった)という意味で、「現在はそうでない」という意味を持っています。
● There used to be a tree around the corner.
(角を曲がったところに、以前は木があった。→「現在は無い」)
※ would には、過去の状態を現在と対比させる用法は無く、この文にwould を用いることはできません。
※ would は「動作」のみ、used to は「動作」と「状態(be動詞)」両方とも、と覚えておけば、大体の選択問題は乗り切れます。
※ 問題作成者は、used to に加えて、be used to ~ing(~に慣れている)も選択肢として用意してきます。大学入試や英検の受験者は見事に引っ掛かりますので、出題者を喜ばせないように留意しておきましょう。