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ここでは、関係代名詞の所有格 whoseの用法と、関係代名詞をthatにした方が望ましい場合について解説しています。
内容は、中学英語文法(英検3級)の関係代名詞です。発展的内容の関係代名詞は、高校英文法の関係代名詞を参照してください。
形容詞節の中で、関係代名詞が所有格の働きを持つもの場合、先行詞が人・物双方とも、whoseを用います。
◎ I have a friend. + His name is famous in the world.
→ I have a friend whose name is famous in the world.
(世界で名前が知られている友人がいます。)
※whose は所有格の代名詞 His の変化したものです。
◎ Can you see the house? + Its roof is red.
→ Can you see the house whose roof is red?
(屋根が赤い家が見えますか?)
※whose は所有格の代名詞 Its の変化したものです。
※関係代名詞の主格・所有格・目的格のまとめ - 関係代名詞の格変化
先行詞↓ | 主格 | 所有格 | 目的格 |
---|---|---|---|
人 | who | whose | who(m) |
物 | which | whose | which |
人・物 | that | - | that |
関係代名詞をthat にしたほうが望ましい場合があります。以下の場合、thatにしておきましょう。
①先行詞に形容詞の最上級がつく場合
● This is the most beautiful mountain that I have ever seen.
(これは私が今まで見た最も美しい山です。)
②先行詞に、the only (唯一の), the very (まさに), the same(同じ), などがつく場合
● He is the only boy that can play the violin.
(彼はバイオリンを演奏できる唯一の少年です。)
③先行詞に、all (すべての), every(すべての), any (どんな), no(全くない)などがつく場合
● This is all the sugar that is left.
(これが残っているすべての砂糖です。)
④先行詞に序数やthe last (最後の)などがつく場合
● He is the first man that finished the work.
(彼はその仕事を終えた最初の人です。)
⑤先行詞がeverything, anything, nothingの場合
● She ate everything that I cooked.
(彼女は私が料理したすべての物を食べました。)
※関係代名詞thatが目的格のとき、省略することができます。
→①⑤の例文は、目的格のthat なので、省略できます。
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