[91本-問12]
(1) ( ) seems easy at first often turns out to be difficult.
1.It 2.That 3.What 4.Which
●解説
①seems に対する主語と、②turns に対する主語を考えなければいけません。②turns の主語になる名詞節が、( ) seems easy at first となります。
同時に( )の直後は動詞 seems ですから、①seems に対する主語と名詞節を同時につくることができるもの= 先行詞を含む関係代名詞の what が答えとなります。
what = the thing(s) which [that] 「~するもの、~すること」です。
日本語訳:「最初簡単に思えることは、後に難しいということがしばしば判明する。」
※関係代名詞whatの確認は、高校英文法の関係代名詞whatを参照してください。
[92本-問12]
(2) Remember ( ) I've just told you. It'll be very important when you grow up.
1.as 2.that 3.what 4.which
●解説
①Remember に対する目的語と、②told+IO+DO のDO(直接目的語)を兼ね備えるものを当てはめます。( )には名詞節を導き、かつ「~ということ」という意味の、先行詞を含む関係代名詞のwhatが入ります。
以上で、「私が今言ったこと」と「~することを覚えておく」の2つを同時に満たすことができます。
日本語訳:「たった今私が言ったことを覚えておきなさい。大人になったらとても大事なことですよ。」
[93本-問10]
(3) A large proportion of ( ) English-speaking people watch on TV is of American origin.
1.that 2.what 3.where 4.which
●解説
①直前にofがあるので名詞節を作り、②watch の目的語を兼ね備えるもの を当てはめます。( )には名詞節を導き、かつ「~ということ(もの)」という意味の、先行詞を含む関係代名詞のwhatが入ります。
以上で、「英語を話す人たちがテレビで見るもの」と「~するものの大多数」という2つを同時に満たすことができます。
日本語訳:「英語圏の人たちがテレビで見るものの大部分は、アメリカで製作されたものだ。」
[95本-問10]
(4) There are few places downtown for parking, ( ) is really a problem.
1.what 2.where 3.which 4.who
●解説
直前にコンマがあることから、前の文の内容を受ける関係代名詞の非制限用法(継続用法)です。( )には「そしてそれは~」という、接続詞と関係代名詞の働きを併せ持つ語が入ります。
, and it 「そしてそれは~」という「接続詞+代名詞」の代わりになるもの、すなわち、正解は関係代名詞の 4.whichとなります。whichは名詞の他、前の文全体、前の文の一部などを受けることができます。
…, which~「…だ、そして(しかし)それは~」
日本語訳:「繁華街には駐車のための場所がほとんどない、そしてそれが本当に問題だ。」
※関係代名詞継続用法(非制限用法)の確認は、高校英文法の関係代名詞の非制限用法(継続用法)を参照してください。
[96本-問1]
(5) “I really hope it'll rain tomorrow.” “From ( ) you just said, it seems you don't want to go on the picnic.”
1.that 2.what 3.where 4.which
●解説
前置詞のFromがあることから、( )には目的語(名詞)が必要です。さらに、後ろにはS+Vが続くことから、( )には名詞節をつくる語が入ります。
つまり、正解は先行詞を含む関係代名詞の 2.whatとなります。
日本語訳:「明日雨だと本当にいいね。」「今君が言ったことから判断すると、ピクニックには行きたくないようだな。」
[96本-問7]
(6) Many people criticized me, but I did what ( ).
1.I thought I was right
2.I thought it was right
3.I thought was right
4.I was thought right
●解説
"I thought"「私は思う」がありますが、whatは先行詞を含む関係代名詞です。もともとは、what was rightで、「正しいこと」。これに"I thought"が挿入された形になります。
この場合、"I thought"は、what節の中でのS+V+O+Cにはまったく関係がありません。"I thought"を取り去って考えます。すると、what がS(主語)で、was がV(動詞)となります。
また、I thought it was right のitがwhatに変化して、前に出た形が、what I thought was right と考えてもいいですね。
つまり正解は、3.I thought was rightとなります。
日本語訳:「多くの人が私を批判したが、自分が正しいと思うことをしたのだ。」
※関係代名詞の挿入節の確認は、高校英文法の関係代名詞thatと挿入節を参照してください。
※上記の問題は大学入試センター試験の英文法問題を引用しています。例えば[91本-問12]というのは、1991年本試験の第2問の問12です。