5文型のテーマ一覧
品詞を確認した後は、「句」について学んでみましょう。
2つ以上の語が集ってひとつの意味をなし、S+Vの形式を持っていないものを「句」と呼びます。(ちなみに、S+Vの形式を持っているものを「節」と呼びます。)
句には名詞・形容詞・副詞などの働きがあります。品詞で学んだ知識がここで役立ちますョ。では、早速名詞句からみてみましょう。
主語(S)・補語(C)・目的語(O)になる。
●To see is to believe.
[ S V C ]
(見ることは信ずることである。⇒百聞は一見にしかず)
To see は主語、to believe は補語の働きがあり、共に名詞句です。いわゆる、「不定詞の名詞的用法」です。
もう一文みてみましょう。
●I don't know what to say.
[ S V O ]
(何と言っていいかわからない。)
what to say は、目的語になっていますので、これも名詞句です。
次に、不定詞以外もみてみましょう。動名詞句です。
●Watching TV is not good for eyes.
[ S V C ]
(テレビを見ることは目に良くない。)
Watching TV が主語になっています。やはり名詞句です。
名詞を修飾する。補語(C)になる。
●He has no friends to talk with.
[ S V O(名詞) 形容詞句 ]
(彼は話す友達がいない。)
形容詞句 to talk with は 名詞friends を修飾します。
現在分詞のパターンも見てみましょう。
●The man running at full speed is Bob.
[ S(名詞) 形容詞句 V C ]
(全力で走っている人はボブです。)
形容詞句 running at full speed は名詞 manを修飾します。
次は補語になる形容詞句です。
●He was sitting surrounded by children.
[ S V C ]
(彼は子供達に囲まれて座っていた。)
形容詞句 surrounded by children は補語Cになります。
動詞を修飾・形容詞を修飾・副詞を修飾します。
●She has gone to France to study art.
[ S V 副詞句 ]
(彼女は芸術を学ぶために、フランスへ行った。)
副詞句 to study art は 動詞 has gone を修飾します。
もう一文みてみましょう。
●They met here after ten days.
[ S V 副詞句 ]
(彼らは10日後ここで会った。)
副詞句 after ten days は 動詞 met を修飾します。
形容詞を修飾する副詞句です。
●This was too difficult for us to solve.
[ S V C(形容詞) 副詞句 ]
(これは私達が解決するには難しすぎた。)
副詞句 to solve は 形容詞 difficult を修飾します。
では、ここで演習問題をやってみましょう。解答は「正解」ボタンをタッチorマウスoverで表示されます。
問い:次の下線を引いた句は、名詞句・形容詞句・副詞句のどれでしょう?
1. Who is the woman talking with your mother?
2. To begin with, you should study this subject.
3. I went to the hotel in front of the station.
4. I like to play soccer with him.
5. I don't know where to go.
6. She did her homework with ease.
おつかれさまです。句の見分けはできたでしょうか?
1.形容詞句:名詞woman を修飾 2.副詞句:動詞should study を修飾
3.形容詞句:名詞hotelを修飾 4.名詞句:likeの目的語
5.名詞句:knowの目的語 6.副詞句:動詞didを修飾 (with + 抽象名詞=副詞)