5文型のテーマ一覧
「節」とは、2つ以上の語が集まって一つの意味をなすもので、S+Vの形式を持ったものです。
接続詞・疑問詞・関係詞に導かれるものが「節」と考えてください。では、その働きを品詞別に見てみましょう。
名詞節は、主語(S)・補語(C)・目的語(O)になります。
●It is certain that he will succeed.
[ (S) V C S ]
(彼が成功することは確実だ。)
that he will succeed は S (真主語)になります。接続詞 that に導かれる名詞節です。
次は目的語になる場合です。
●I don't know when she will return.
[ S V O ]
(彼女がいつ戻ってくるかわからない。)
when she will return は、 O (目的語)になります。疑問詞 when に導かれる名詞節です。
次は補語になる場合です。
●He is not what he was five years ago.
[ S V C ]
(彼は5年前の彼ではない。)
what he was five years ago は C (補語)になります。先行詞を含む関係詞 what に導かれる名詞節です。
形容詞節は、名詞を修飾したり、補語(C) になったりします。
●The boy who is playing with a dog is my son.
[ S(名詞) 形容詞節 V C ]
(犬と遊んでいる少年は私の息子だ。)
who is playing with a dog は、名詞 boy を修飾します。関係詞 who に導かれる形容詞節です。
もう一文見てみましょう。
●The time will come when you will win the first prize.
[ S(名詞) V 形容詞節 ]
(あなたが1等を取る時が来るでしょう。)
when you will win the first prize は名詞 time を修飾します。関係詞 when に導かれる形容詞節です。
主に動詞を修飾します。
●When I came home, he was watching TV.
[ 副詞節, S V(動詞) O ]
(私が家に帰ると、彼はテレビを見ていた。)
When I came home は、動詞 was watching を修飾します。接続詞 When に導かれる副詞節です。
もう一文見てみましょう。
●If it rains tomorrow, I will be at home.
[ 副詞節, S V(動詞) ]
(もし明日雨が降れば、私は家にいる。)
If it rains tomorrow は 動詞 will be を修飾します。接続詞 If に導かれる副詞節です。
※「節」も「句」と同様、名詞・形容詞・副詞の判別ができることが重要なのです。
次の下線を引いた節は、名詞節・形容詞節・副詞節のどれでしょうか?
1. You will arrive there at seven if you start now.
2. The dog which he was playing with was mine.
3. He asked me if I was a student.
4. I'm happy to hear the news that she passed the entrance examination.
5. I was in a hurry so that I might be in time for the first train.
6. Do you know when she will leave for New York?
7. It began to rain as soon as I arrived at home.
おつかれさまです。節の見分け方は理解できましたでしょうか?
【解答】
1.副:will arrive を修飾 2.形:先行詞のdog を修飾 3.名:askの目的語。ifは「~かどうかを」 4.名:newsと「同格」のthat 5.副:~に間に合うように⇒「急いだ」を修飾。 6.名:knowの目的語。whenは「いつ~を」 7.副:beganを修飾