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※基本の確認は、中学英語の現在進行形と過去進行形へ。
高校英文法の〇〇進行形には三種類あります。「現在進行形」「過去進行形」「未来進行形」です。
現在進行形は「進行中の動作」や「継続中の動作」を表し、am, is, are + ~ing で「(今)~している」と訳すのが基本です。基本的用法はさておき、ここでは高校英文法でよく出題される、注意すべき用法を中心に解説します。
主に、「往来・発着」の動詞 ( go, come, leave, start, arrive, など) は未来形の代用として、 現在進行形を用いることができます。計画された近い未来であれば、往来発着以外でも現在進行形となりえます。
●She is coming here soon.
(彼女はまもなくここに来ることになっている。)
●I am meeting the President next Monday.
(今度の月曜日に大統領に会うことになっている。)
begin, end, open, close, die, shut などがこの用法で用いられる主な動詞です。
●He is opening the box now.
(彼は今、箱を開けようとしている。)
●Many children are dying of hunger in developing countries.
(発展途上国では、多くの子供達が飢えで死にかけている。)
always, all the time, constantly, usually のような副詞(句)を伴うことが多く、話者の感情〔軽蔑・非難・賞賛・共感など〕がしばしば含まれています。
●He is always making careless mistakes.
(彼はいつもケアレスミスをしている。)〔まったく困ったもんだ…〕
○参考までに、基本的に進行形にならない動詞を挙げておきます。
※「状態」を表す動詞
be (である), have(持っている),belong (所属している),resemble(似ている), contain (含んでいる), differ (異なっている), own/possess (所有している) など
※「知覚・感覚・知識」を表す動詞
see (見える), hear(聞こえる), feel (感じがする), taste(味がする), smell (においがする) , like(好きである),remember(覚えている),know(知っている), believe (信じている) , understand (理解している) など
基本的に進行形にならない動詞でも、例外があります。
☆「限られた期間」を表す場合、現在進行形となります。
●I live in Osaka. (私は大阪に住んでいる。)
●I am living in Osaka.(私は〔一時的に〕大阪に住んでいる。)
☆「一時的な動作や状態」を表す場合も、進行形になります。
●You are careful. (君は注意深いね。)
●You are being careful this time.(君は〔今回〕注意深いね。)
☆同じ動詞でも、意味によっては進行形になります。
●I have a pen.(ぼくはペンを持っている。×進行形)
●I am having an apple.(ぼくはリンゴを食べている。have=eat ○進行形)
●We are having a meeting now.(今、ミーティングを開いている。have=hold ○進行形)
●I see a ghost over there.(向こうに幽霊が見える。×進行形)
●I am seeing her tomorrow.(明日彼女に会う予定です。see=meet ○進行形)
●He is seeing Paris now.(今、彼はパリ見物をしている。see=visit ○進行形)