直接話法と間接話法
直接話法と間接話法(肯定文) 間接話法(疑問文) 間接話法(命令/依頼/忠告/提案) 間接話法(感嘆文/祈願文) 間接話法(重文/複数の文) 直接話法と間接話法の問題演習
高校英文法の直接話法と間接話法の書き換えで、「命令文」を扱っています。命令文には、①命令②依頼③忠告④提案などがあります。
「直接話法」から「間接話法」へと転換する場合、命令文の伝達動詞はその内容によって、said to から、tell, ask, advise, suggest などへと変えます。
◎say+to 人+“被伝達部” → tell+人+to do~ 「人に~するように言う」と変えます。
● The Secretary General said to us,“Get along with everybody now.”〔直〕
→ The Secretary General told us to get along with everybody then.〔間〕
(その時事務総長は、みんな仲良くするように言った。)
● The general said to the men,“Launch a rocket next Monday.”〔直〕
→ The general commanded the men to launch a rocket the next Monday.〔間〕
(次の月曜にロケットを発射せよ、と将軍は部下に指令を出した。)
※命令色が強い場合、order, command などに変化させます。
◎否定の命令文の場合、say+to 人+“Don't~ .” → tell+人+not to do~ に変えます。
● The president said to us,“Don't listen to him.”〔直〕
→ The president told us not to listen to him.〔間〕
(彼の話を聞くな、と大統領は私たちに言った。)
直接話法の被伝達部が、please~, Will you~? という依頼文となっている場合 → ask+人+to do~ 「人に~するように依頼する(頼む)」と変えます。
● He said to his father,“Please help me.”〔直〕
→ He asked his father to help him.〔間〕
(助けてくれるように、彼は父親に頼んだ。)
※ask のかわりに、beg「頼む」を使うこともできます。
直接話法の被伝達部が、忠告を表す場合 → advise +人+to do~ 「人に~するように忠告する」と変えます。
● His father said to him,“Don't spend much money on your toys.”〔直〕
→ His father advised him not to spend much money on his toys.〔間〕
(おもちゃにあまりお金をかけるなよ、と父親は彼に忠告した。)
※警告する場合には、advise の代わりに warn を用います。
直接話法の被伝達部が、Let's~ などの提案を表す場合 → suggest [propose] +(to 人)+that S+V~ 「人に~するように提案する」と変えます。
● His brother said to us,“Let's help him resolve many difficulties.”〔直〕
→ His brother suggested that we (should) help him resolve many difficulties.〔間〕
(彼が多くの困難を解決できるよう手助けしよう、と兄弟は私たちに提案した。)
※suggest to 人 that S +(should)原形~ 〔提案・要求の動詞+that節〕他の動詞では、propose, insist, order, demand などがこの形です。→仮定法現在を参照
※例文を次のような不定詞形にすることは不可です。→ ×suggest me to do~