代名詞の一覧
形式主語 it 形式目的語 it 天候/時間/距離のit 再帰代名詞(oneself) 指示代名詞(this,that,those) 指示代名詞(so,such,the same) 不定代名詞(it,one,ones) 不定代名詞(one,another,other) all,both every,each either,neither some,any 代名詞の問題演習
中学英語文法でも学習している形式主語(仮主語)の代名詞 it。(→中学英語文法の代名詞へ) 高校英文法の代名詞では、構文・英語長文でもよくitが出題されています。
このページでは、It is … to do~. It is … (that/whether/疑問詞) S+V~. It takes 時間 to do~. It costs 金額 to do~. をテーマにしています。
強調構文のIt is … that S+V と形式主語構文との違いは、強調構文のページを参照してください。
形式主語"It"は、名詞句や名詞節の代わりとなります。①名詞句:不定詞や動名詞を伴う句 、②名詞節:that, whether[if], 疑問詞 です。
不定詞の to do や、動名詞の doing がつくる名詞句の代わりに、形式主語として It を置き、名詞句は後ろへ配置します。It は、to do, doing 以下の名詞句を指し、「それ」と和訳してはいけません。
● To help Jane with her homework is necessary.
→ It is necessary to help Jane with her homework.
(ジェーンの宿題を手伝ってやることが必要だ。)
● 動名詞の場合
→It is fun skiing on the steep slopes.
(勾配の急なゲレンデでスキーをすることは楽しい。)
→It is no use crying over spilt milk.
(こぼれたミルクを嘆いても仕方ない。→覆水盆に返らず)
接続詞の that, wether[if], 疑問詞 を伴う名詞節の代わりに、形式主語として It を置き、名詞節は後ろへ配置します。It は、名詞節 以下を指し、「それ」と和訳してはいけません。
→It is certain that he will win the race.
(彼がレースに勝つことは確かだ。)
→It depends on you whether she will come or not.
(彼女が来るかどうかはあなた次第だ。)
→It doesn't matter when and where he was born.
(彼がいつどこで生まれたかは問題ではない。)
※参考:easy, difficult の場合、to do →that 節の書き換えはできません。
◎ It is easy for me to answer the question.
× It is easy that I answer the question.
(人が)~するのに時間がかかる。
● It takes me five days to paint the wall.
(私がその壁を塗るのに5日かかる。)
~するのに(人に)金額がかかる。
● It costs me fifty dollars to have the door repaired.
(ドアを修理してもらうのに50ドルかかる。)