高校英文法の関係詞_前置詞+関係代名詞

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前置詞+関係代名詞の用法

前置詞+関係代名詞は、中学英語文法でも出題されますが、高校英文法でも必須です。関係代名詞は前置詞の目的語となるので、会話文の一部を除いてほとんどの場合、目的格の関係代名詞 which, whom, thatが用いられています。 また、目的格の関係代名詞が省略できる場合と省略できない場合など、いくつかのルールがありますので、前置詞プラス関係代名詞を例文を用いて解説します。

基本用法

基本は前置詞を後ろに置き、『先行詞+関係代名詞…+前置詞』という順番になります。

The woman is my aunt. + Jane is talking with her.
①→The woman whom Jane is talking with is my aunt.
②→The woman that Jane is talking with is my aunt.
③→The woman Jane is talking with is my aunt.
(ジェーンが会話している女性は私の叔母だ。)

herwhomになり、先行詞の後に配置されています。前置詞はそのままの位置です。②前置詞を後置した場合、関係代名詞はthatでも大丈夫です。 ③また、関係代名詞は目的格なので、省略することもできます。ごく自然に使われる形です。


注意すべき用法

さらに①の状態から、前置詞のwithを関係代名詞の前に持ってくることができます。

④→The woman with whom Jane is talking is my aunt.

この状態で、関係代名詞のwhomをthatに変えることはできません。また、関係代名詞whomも省略できません。 ⇒「× with that」, 「× with+関係代名詞の省略」



もう一文見てみましょう

基本用法

● This is the house. + Tom has lived in the house since 2010.
①→This is the house which Tom has lived in since 2010.
②→This is the house that Tom has lived in since 2010.
③→This is the house Tom has lived in since 2010.
(これはトムが2010年から住んでいる家だ。)


注意すべき用法

さらに①の状態から、前置詞のinを関係代名詞の前に持ってくることができます。

④→This is the house in which Tom has lived since 2010.

この状態で、関係代名詞のwhichをthatに変えることはできません。また、whichも省略できません。 ⇒「× in that」, 「× in+関係代名詞の省略」

(注)動詞+前置詞が群動詞で、動詞と切り離すと意味が捉えにくい場合には、後置したままにしましょう。たとえば、look for~「~を探す」,look after~「~の世話をする」, take after「~に似る」など。

→This is the book which I have been looking for since this morning.
(これは今朝から探していた本だ!)



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